外反母趾ってヒールを履いている大人の女性だけがなるものでしょ?
って思われている方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。
確かに外反母趾は男性より女性の方がなりやすいものではあります。
しかし、ヒールを履いている女性だけではなくヒールを履くはずのない子供が外反母趾になることも近年増えてきています。
最近子供の骨折する確率がわずか40年ほどで倍以上増えてきている!
という話は知っていますか?
最近公園に行ってもワイワイと走り回っている子供を見かけることは少なく、見かけたとしてもスマホを触っていたり、小型のゲームをしている子供ばっかりが目につくようになって来ました。
このように、身体をしっかりと使わなくなったことにより、身体が強くならず、身体の使い方もわからないため、それが骨折数の増加の要因の一つになっているとも言われています。
これは何も骨折の話だけではなく、子供が身体を成長させる段階でちゃんとした動き方を学べていないことにより、様々な疾患を引き起こし、しいては外反母趾になる子供たちも急速に増えてきていると言えます。
自分の子供がいつのまにか外反母趾になっていたらその時あなたはどうでしょうか、、、
この記事を読めば確実に外反母趾を防げます!なんてことはとても言えないですけどこの記事が子供の外反母趾を防ぐきっかけになればなと思います。
●外反母趾って何?
外反母趾とは足の親指が足に小指の方を向いてしまうものであり、身体の真ん中から見て親指が外(小指)側を向いているため外反母趾と言われています。
●原因
ではその外反母趾、なぜ子供に増えてしまっているのでしょうか?
近年インターネットやゲームが世の中に普及することで外で走り回る機会が減ってしまい、その為ちゃんと足を使うことができない子供が急増し、その影響で外反母趾が増えているとも言われています。
昔は鬼ごっこやケイドロ(ドロケイ?笑)で走り周ったり、縄跳びやけんけんぱで足に刺激を加えたり、木登りや鉄棒などをすることによって足を器用に使ったりと遊びの中で自然と指の動かし方やバランス感覚を養ってきました。
最近の子供はその機会も少なく、ゲームやスマホで遊ぶことが中心になってきているため足を使う機会が減り、その影響もあって外反母趾になる子が増えてきています。
2.1歩き方など
例えば歩き方
ランドセルを背負っている時にしっかり歩きながら手を振れていますか?
しっかり手を振れていないと、歩行時に推進力が生まれず歩行が遅くなるばかりか、足に無駄な負担がかかってしまいます。
また、しっかりとカカトから地面に着かないと足が本来持っている負担を分散する力を発揮できずに足に必要以上に負担がかかってしまいます。
もし、自分の子供がランドセルを背負っているときに肩の部分に手を置いて
歩いていたりペタペタと、かかとからしかり地面につかずに歩いているようなら外反母趾になる可能性があるので一度歩き方をチェックしてみてくださいね。
2.2靴
ちゃんと子供の成長に合わせて靴を選んであげていますか?
「すぐ成長するから大きめの靴でもいいよね、、」「ちょっとくらい小さくてもまだ大丈夫だよね、、」こういうちょっとしたことがきっかけで外反母趾になってしまうことも多々あるので気をつけてください。
また子供がカカト部分を潰して歩いていないか?
マジックテープ、もしくはヒモがしっかりと結んであるかここも一度確認してみてくださいね。
●外反母趾になるとどうなっちゃうの?
ではその外反母趾になってしまうとどうなってしまうのか外反母趾で足のクッションが効かなくことにより土踏まずがなくなってしまう「扁平足」や外反母趾で地面からの衝撃を受けやすくなることによりスネの上の方が痛む「オズグット病」
外反母趾になることにより、これらのを症状を引き起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
●外反母趾になったらどうしたらいいの?
まずはここまでの話を思い出してみてください。
・ちゃんと足が使えているか
・歩き方は大丈夫か
・靴を正しく履いて自分に合っているか
まずはこれらの状態を見直してみてください。
そしてこれらをしっかりと守れば外反母趾の予防に役立ちます。
もしすでに外反母趾の兆候が出ているようなら手遅れになる前に早めにフットケアの専門院などで診察を受けてくださいね。
●まとめ
最近子供の骨折する確率が上がってきていて、それは運動不足が一因というお話を冒頭でしました。
実は骨折する確率が上がっている背景にはさらに別の要因もあり、施術者のお客様を見る目が昔より良くなってきているという背景もあるのです。
昔は見逃されていたのに最近は発見されるようになったので骨折の発見率が上がったのでは?という声もあります。
これは外反母趾も一緒で昔は気にされなかったものが施術者側の知識が
増えることにより発見される確率が上がっているという声もあります。
なのでもし自分の子供に外反母趾の兆候がある場合は家族だけで悩みを抱えてしまわないように、いつでも専門家に相談しにきてくださいね。
そして、早めに悩みが解決されることを願います。