
足の指が内側に曲がる外反母趾は、歩いているときや立っているときに痛みが出るのが辛いところですよね。
放っておくことで外反母趾は進行し、痛みや腫れなどの症状も出て重症化します。
外反母趾を改善するには様々な方法がありますが、その一つに包帯を使うやり方も。
そこで今回は外反母趾を改善する方法はどのようなものがあるのか、包帯を使っての改善方法や巻き方をご紹介いたします。
●外反母趾を改善する方法は様々
外反母趾の改善方法には様々な方法があります。
包帯を使う方法をご紹介する前に、まずは一般的な改善の方法をご紹介しましょう。
・セルフケアグッズを使用する方法
足の親指にシリコンやサポーターをはめて指の感覚を広げたり、曲がった指を正しい位置矯正したりするセルフケアグッズを使用する方法です。
強制力は強くないので関節や指の位置が元に戻ることはありませんが、痛みを緩和してくれるので歩くのが少し楽になります。
・足のアーチをつくるストレッチを行う
足には横アーチ、外側縦アーチ、内側縦アーチがあることはご存知でしょうか?
人がバランス良く立つためや正しく歩くためには、この足のアーチがとても重要です。
しかし最近では、運動不足やその他の理由により、アーチが崩れてしまっている方が増えています。
アーチが崩れると偏平足や開帳足になり、歩くときのバランスが崩れ、転倒するリスクも増します。
足のアーチを作るには、ストレッチが効果的です。
まずは足の指をグーにして10秒間維持、その後思いっきりパーに開く。
この動作を左右の足で10回ずつ行いましょう。
また、床にタオルを敷き、足の指だけを使って自分の方へ手繰り寄せるストレッチもおすすめです。
●外反母趾を包帯を使って改善
外反母趾の改善に包帯を使う方法は、あまり馴染みがないですよね。
上記でご紹介した方法も痛みの改善には効果的といわれていますが、シンプルに包帯を使う「包帯療法」も、外反母趾の改善効果が期待できるといわれています。
運動不足などで足裏の筋肉が弱くなったり、親指の付け根の関節が圧迫されたりすることで、親指が内側に曲がってしまう外反母趾は、指が変形するだけでなく強い痛みが辛いですよね。
その外反母趾の痛みや変形を改善するのに、包帯を巻くことが有効なのです。
●外反母趾を靴の指導で改善
外反母趾は、靴の指導をすることで改善するケースも少なくありません。
足に合わない靴を履いていることも外反母趾の原因の一つです。
ヒールの高い靴を履くとつま先に体重がかかりやすく、外反母趾を悪化させます。
さらにつま先がせまい靴は親指が内側に曲がってしまいやすく、出っ張った親指側付け根の関節が靴に当たって擦れるため、腫れや痛みがひどくなることも。
足に合った靴を履くことで外反母趾が改善しやすくなります。
外反母趾の方向けの靴もあるので、それを履くのもいいですね。
幅の広い靴も外反母趾に良さそうですが、自分の足の幅と合わないと外反母趾が悪化する事もあるので、足に合った靴を履くことが大切です。
自分にあった靴を履くためには、正しい足のサイズを把握することも重要。
たくさんの靴をためし履きして、足に負担の少ない靴を選ぶようにしましょう。
ウォーキングシューズやランニングシューズは、歩きやすい設計になっている靴が多いので、そこから探すのもおすすめです。
●包帯を使って外反母趾の改善する際はどのような巻き方をするの?
包帯を使って外反母趾を改善する場合、どのような巻き方をすれば良いのでしょうか?
用意するのは伸縮性のある5cm幅の包帯。医療用の弾性包帯を使用します。
足の親指の付け根の関節と小指の付け根の関節を、中央に寄せるような気持ちで、軽く引き締めるように巻いていきます。
足の甲全体をぐるぐると6~8回ほど巻けばOKです。
きつく巻き過ぎるとつま先がうっ血するので、きつくし過ぎないように注意してください。
しかし、弱すぎると包帯を巻く意味がなくなってしまうので、自分に合った適度な強さを見つけながら巻くようにしましょう。
包帯を使用した外反母趾の改善方法は、指の変形を矯正することが目的ではありません。
弱くなった足裏の筋肉や硬くなった靭帯を、包帯を巻くことで整えようというものです。
寝ている間だけでも(できれば昼間も)包帯を巻いていると、痛みが徐々に緩和し、中には指の変形までも改善してくるケースもあるといいます。
外反母趾の痛みで歩くのが辛いという方は、包帯療法を試してみてはいかがでしょうか。
参考:https://mainichigahakken.net/health/article/post-1700.php
●外反母趾の改善と一口に言っても様々なので専門家に改善について聞いてみると良い
外反母趾の改善方法にはいろいろな方法があります。
数ある中から自分に合った外反母趾の改善方法を知りたい方は、外反母趾の専門家に聞いてみるのが早道です。
専門家は足底の骨格の位置や筋力、足の使い方などを全体的にみて、これまでの患者様のデータを元に根本的な原因を探し出し、一人ひとりに合った施術や改善方法を提案します。
セルフケアでは筋力の低下や重症化する方が多くいますので、症状が軽いうちに専門家に聞いてみてくださいね。
●まとめ:外反母趾の改善には包帯を使うの?外反母趾の改善には様々な方法が!
外反母趾の改善方法は、セルフケアグッズやストレッチ、包帯を巻く方法など様々です。
これらの方法は、矯正目的というよりも痛みの緩和を目的としています。
そのため、グッズや包帯の使用をやめると、外反母趾が悪化することもあるので注意が必要です。
また、自己判断で合わない方法を続けてしまうと重症化する可能性もあります。
自分に合った改善方法を知りたい、その場しのぎではなく根本的に外反母趾を改善したいという方は、早めに専門家に相談してくださいね。