
バレエを習い始めたけれど、「バレエを始めてから外反母趾になった?」「バレエシューズが原因で親指が曲がってきたのかな?」と気になっていませんか?
実は、バレエをする方にとって外反母趾は職業病と言われています。親指の痛みから解放されてレッスンを思いっきり楽しむためにも、外反母趾の痛みを予防したいですよね。
こちらでは、バレエと外反母趾の関係について解説いたします。
●バレエをやっている方は外反母趾にお困りの方が多い?
バレエをやっていると外反母趾の痛みが気になって、思うようにバレエの練習ができずに困っていませんか。
外反母趾は、主に遺伝や足に合っていない靴、筋力不足、歩き方などが原因になると言われていて、バレエをしている方にとっても同じです。
外反母趾診療ガイドラインでも、陸上競技やクラシックバレエなど特定のスポーツ競技が外反母趾が進行するということはないとの研究結果がでています。
陸上競技とクラシックバレエとの間で比較して、外反母趾のなりやすさに差はないとういう研究結果でした。
参考:http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/hallux_valgus/hallux_valgus.pdf
実は、バレエをすることが外反母趾になってしまう直接的な原因ではありませんが、外反母趾はバレリーナの「職業病」とも言われているほど悩んでいる方が多いのです。
足の親指が人差し指の方向へ向いて「くの字」に曲がってしまうと見た目も気になりますよね。
●バレエシューズが外反母趾の原因に
足にあっていない靴が外反母趾の原因になることと同様に、足に合っていないバレエシューズを使い続けると外反母趾の原因になってしまいます。
バレエシューズは足指をきっちりと包み込み、足指が重ならないようにぴったりなサイズを選びましょう。
指の付け根は少し圧力がかかる感じくらいのサイズで、シューズの中で足がぐるぐると動かせないものを選ぶことをおすすめします。
大きすぎたり、指先は窮屈なのに、指の付け根に余裕があると、くの字に曲がりやすくなり外反母趾の原因となってしまいます。
不安な場合は、シューフィッターさんがいらっしゃるバレエショップで相談してみてはいかがでしょうか。
● バレエの足裏の使いかたが外反母趾の原因に
バレエをすること自体が足に悪いわけではないですが、足裏の使いかたが外反母趾の原因になってしまいます。
バレエでは、全ての動きにおいて脚が内股ではなく必ず股関節から外側に向いています。
長年のレッスンで、足裏の筋肉が使えていない状態で、脚を横に開くターンアウトなどを無理に繰り返していることが外反母趾につながってしまいます。
バレエが上達するためには、腰回りの筋肉や腹筋、背筋などの体幹を鍛えることは大切ですが、体を支えている土台となっている足裏と足指をしっかり使っていなかったら、足の上に体を置けなくなってしまうのです。
足裏の使いかたが悪いと外反母趾の原因になってしまうのです。
参考:http://www.dancerslifesupport.com/bunions/
●バレエは足をしっかり使うので改善したいですよね?
「ポーズが上手くできない」「ぐらぐらしてしまう」など悩んでいる場合は、もしかしたら足裏の筋肉がしっかり使えていないことが原因かもしれません。
足裏や足指がしっかり使えることで、立ちやすかったり、バランスがブレにくくなったりするのです。
足裏と足指が上手に使えるようになると、体のバランスがととのい、バレエのポーズが上手にできるようになるので、足裏の筋肉と足指をしっかり使えるように改善したいですよね。
足裏の筋肉をしっかり使えていないとバレエシューズで甲がきれいにでないし、踊っているときに足が疲れて、途中でスタミナが切れしてしまいます。
さらに、足裏の筋肉を使うと足のラインを美しく見せることができるのです。
●外反母趾の悩みはプロに相談しよう
足裏の筋肉が大切だから筋トレをすればいいのかというと違います。
力が入りすぎて筋肉を固めてしまっても足裏がうまく使えないのです。
バレエの動きで足裏の筋肉をしっかり使っているのか不安であれば、プロに見てもらって相談すると安心ですね。
名古屋外反母趾フットケア専門院では、手術をしないことを目指して、外反母趾の根本的な原因を見つけ出し、足本来の正しい使い方を取り戻せるように施術しています。
バレエのレッスンで外反母趾の痛みがあってお悩みの場合は、名古屋外反母趾フットケア専門院までご相談ください。
●まとめ:バレエをしている方は外反母趾に困っている方が多い!?バレエと外反母趾の関係について
足の親指に痛みがあるとバレエの練習が頑張れなかったり、楽しめなかったりしますよね。
健康的な足であるためにも、痛みを減らしてしっかりと練習を継続していくためにも、足裏の筋肉をしっかり使いましょう。
足裏と足指の筋肉を使っているつもりでも本当に使っているのか分からない、悪くならないか将来が心配、早く上達したいという場合は、プロに相談してみましょう。