外反母趾や足のむくみ・・・女性に多い足のトラブルは日頃の習慣に原因が!?

外反母趾
外反母趾や足のむくみ・・・女性に多い足のトラブルは日頃の習慣に原因が!?
鏡味 拡樹

ブログ著者:鏡味 拡樹

名古屋で外反母趾専門院を運営。柔道整復師の国家資格やフットケアの専門資格を保持する足の専門家。

 

 

足のトラブルで悩んでいる方、特に外反母趾やむくみに悩んでいるのは、男性よりも女性の方が圧倒的に多いですよね。

「症状が軽いからまだ大丈夫」とついつい我慢してしまうケースも多いため、いつの間にか深刻な状態になってしまうこともあるようです。

では、女性に多い足のトラブルは何が原因なのでしょうか?
また、どうすれば防ぐことができるのでしょうか?

今回は外反母趾やむくみなど、足のトラブルの原因や予防策について解説します。

●外反母趾や足のむくみに悩んでいる方は多いですよね?

外反母趾や足のむくみなど、足のトラブルに悩んでいる方はとても多いですよね。

女性に多くみられるのは、男性よりも筋肉量が少ないことが関係しているといわれていますが、女性が履く靴の特徴や生活習慣なども影響していると考えられています。

外反母趾と足のむくみは一見関係なさそうですが、実は外反母趾になるとむくみやすくなるので注意が必要です。

では、なぜ外反母趾になるとむくみやすくなるのでしょうか?

ふくらはぎには血液や体の中の水分、老廃物などを心臓に戻す働きがあり、「第二の心臓」とも呼ばれています。

ふくらはぎの筋肉が、ポンプのような役割をしてくれているわけです。
外反母趾になると、痛みや指の変形により足のバランスが悪化

その結果、ふくらはぎの負担が大きくなり、血行が悪くなってしまいます

血行が悪くなれば、血液や老廃物を心臓に戻す働きも弱くなり、これが疲れや足のむくみの原因となってしまうのです。

参考:http://www.uchida-hospital.jp/dayori/gaihanbosi.html

●ヒールを履いたままの立ち仕事はむくみや外反母趾の原因に

ヒールの靴を履いたまま一日中立ち仕事をしていると、むくみや外反母趾の原因になることがあるので注意しましょう。

立っている時間が長いと、足が疲れることがありますよね。
また、足がだるくなったり、むくんでしまったりすることもあるのではないでしょうか。

立ち仕事をしている方は、立っている時間は長くても、歩いている時間は短いケースが多く、ふくらはぎの筋肉を十分に使えていません。

そのため、血液や老廃物を循環させることができず、疲れやだるさ、むくみが出てしまうのです。

また、ヒールの高い靴を履いたままでいると、足が前方に滑り、指先が圧迫された状態が続いてしまいます。
これも外反母趾やハンマートゥの原因の一つです。

外反母趾は親指の付け根の関節が出っ張り、親指が人差し指側に曲がってしまうもの。
痛みを伴うことが多く、変形が進むと歩くことも困難になるだけでなく、膝痛や腰痛など体のさまざまなところに不調が現れる可能性があります。

ハンマートゥとは、足の指先が関節で曲がってしまう足の病気です。
外反母趾と合併することが多いので注意が必要です。

初期であれば動かすと指は元の状態に戻りますが、時間の経過とともに曲がった状態で固まってしまい、元に戻らなくなってしまいます

ハンマートゥになると、曲がった指の関節や足裏の指の付け根に、タコやウオノメができてしまうため、靴に当たり痛みも生じます。

外反母趾もハンマートゥも、ひどくならないうちに改善することが大切です。

●外反母趾や足のむくみなど足のトラブルを未然に防ぐには?

外反母趾や足のむくみなど、足トラブルを未然に防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか?

まずは日頃の生活習慣を見直してみましょう。

・大きめの靴やヒールの高い靴を日常的に履いていませんか?
・足にフィットしないサンダルやスリッパなどをいつも履いていませんか?
・立ちっぱなしの時間が長く、いつも足が疲れていませんか?
・デスクワークなど、長時間座っている生活を送ってはいませんか?
・あまり歩かず、運動不足になってはいませんか?

外反母趾や足のむくみなどの悩みがある方は、自分では気付かないうちに足トラブルにつながる生活を送っているものです。

トラブルを招きやすい生活習慣を改善し、足のトラブルを防ぎましょう。

参考:https://www.biteki.com/life-style/body-care/279599

●定期的な体のメンテナンスを行って外反母趾やむくみを防ごう

日頃から定期的な体のメンテナンスを行い、外反母趾やむくみなどのトラブルを防ぎましょう。

足のトラブル日頃の習慣に原因があるケースが少なくありません。

足に合わない靴を履いていたり、ハイヒールやつま先の細い靴を履いていたり、大きめの靴や足が固定されない不安定な靴を履いていたりすると、筋力の低下やアーチの崩れから扁平足や開張足を招き、外反母趾を引き起こしてしまうことがあります。

外反母趾の予防には、足に合った靴やヒールが低めの靴を履き、足の指や足裏の筋肉を鍛える体操などが効果的です。

足の指でグーパーしたり、床に広げたタオルを足でたぐり寄せたりする運動も、足の指や足の裏の筋力アップになるので、積極的に行ってみましょう。

また、仕事の合間にふくらはぎを伸ばすストレッチをしたり、マッサージやツボ押しをしたりして、むくみ予防を心がけることも大切です。

しかし、外反母趾や足のむくみなどの足のトラブルは、セルフケアだけで改善できないケースもあります。

定期的に体のメンテナンスを行うことも大切ですが、少しでも症状の悪化が見られる場合は、早めに専門家に相談しましょう。

●まとめ:外反母趾や足のむくみ・・・女性に多い足のトラブルは日頃の習慣に原因が!?

筋肉量の少なさやヒールの靴を履く習慣が外反母趾を招きやすくし、それに加えて立ち仕事やデスクワークなどで足のむくみも起こりやすくなるという悪循環。

女性に多い外反母趾や足のむくみなどの足トラブルは、日頃の習慣や生活が大きく影響しているようですね。

足のトラブルを防ぐためには、生活習慣を見直し、定期的に体のメンテナンスを行うことが大切です。

そして、不安を感じたら我慢せず、早めに専門家に相談するようにしましょう

この記事を書いた人

鏡味 拡樹

「名古屋外反母趾フットケア専門院」院長|柔道整復師(国家資格)

鏡味 拡樹

フットケアの専門資格であるJapan therapist Diplomaを保持し、運営する外反母趾の専門院は元Jリーグトレーナーや同業者も推薦。
再発防止にも目を向けた、根本からの外反母趾対策を行っている。

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