外反母趾のチェックをしてみよう!セルフチェックリストを公開!

外反母趾
外反母趾のチェックをしてみよう!セルフチェックリストを公開!
鏡味 拡樹

ブログ著者:鏡味 拡樹

名古屋で外反母趾専門院を運営。柔道整復師の国家資格やフットケアの専門資格を保持する足の専門家。

 

 

外反母趾は足の親指が変形し、痛みを生じることで知られていますが、痛みがないままに進行してしまうケースや、あまり変形していなくても痛みが強いケースなどさまざまです。

まだ大丈夫だろう…と放っておくと、日常生活に支障をきたしてしまうこともあるので、注意が必要です

今回は外反母趾のセルフチェックリストを公開します。
自分に当てはまる項目はないかチェックしてみてください。

●外反母趾かも?まずはセルフチェックをしてみよう

外反母趾かもしれないと思ったら、まずはセルフチェックをしてみましょう。
見た目の変化だけでなく、痛みの有無も重要なポイントです。

少しでも痛みを感じている場合は、外反母趾予備軍の可能性もあるので要注意です。

見た目のチェック

・親指が小指の方向に曲がっている
・親指の付け根が飛び出している
・親指の付け根部分が腫れている(赤くなっている)
・親指が人差し指の裏に入り込んでいる
・人差し指や中指が小指の方向に曲がっている
・土踏まずがなく、扁平足である
・足の裏にアーチがなく、足幅が平らに広がっている
・両足を揃えて立つと、踵が内側に曲がっている

痛みのチェック

・親指の付け根が痛い
・靴を履くと親指の付け根が痛くなる
・親指の付け根の裏側が痛い
・人差し指の付け根の裏側が痛い

見た目のチェック痛みのチェックを行いましたか?
2つ以上当てはまる項目があれば、外反母趾の可能性があります。

また、1つでも当てはまる項目があれば外反母趾予備軍の可能性もあるので、早めに専門家に相談するようにしましょう。

参考:http://ashinoonayami.com/2016/06/363/

●日常生活の習慣から外反母趾になりやすいかチェック

日常生活の中にあるさまざまな習慣により、外反母趾になりやすくなってしまう場合があります。

外反母趾になりやすい生活習慣はないか、チェックしてみましょう。
まずは、普段履いている靴チェックしてみましょう。

自分はハイヒールなど履かないから、外反母趾にはならない…と思っていませんか?
しかし、ハイヒールは履かなくても、足に合わない靴を履き続けていると、外反母趾になることもあるので注意が必要です。

ヒールの高い靴を履くとつま先に体重がかかり、親指の付け根への負担が大きくなります
先が細くなった靴も靴の中で指が圧迫されるので、気を付けなければいけません。

また、足を圧迫してしまう小さめの靴はもちろんのこと、大きめの靴も靴の中で足が滑りやすくなるので避けたほうが良いでしょう。

日本人の足の形は大きく3タイプに分かれます。

親指が一番長いエジプト型、人差し指が一番長いギリシャ型、5本の指がほぼ同じ長さのスクエア型の3タイプです。

自分の足がどのタイプなのかチェックしてみましょう。

つま先の中央部分が細くなっているアーモンドトゥの靴はよく見かけますが、日本人の7割を占めるエジプト型の人が履くと、指を圧迫されてしまい、外反母趾になりやすくなってしまいます。

アーモンドトゥよりもさらにつま先が尖っているポインテッドトゥも同じです。

エジプト型の人には、指の形に沿ったオブリークトゥがおすすめです。

人差し指が長いギリシャ型の人には、エジプト型の人には不向きなアーモンドトゥやポインテッドトゥの方が指への圧迫が少なくなります。

スクエア型の人はスクエアトゥやラウンドトゥなど、先が細くなっていないタイプがおすすめです。

このように、足への負担を少なくするためには、足の形に合った靴を選ぶことがとても大切です。

また、自分ではわかりにくいですが、歩き方の癖によっても外反母趾になってしまうことがありますので、歩き方もチェックしてみましょう。

足裏全体でペタペタ歩く人や地面をすりながら歩く人は、足の筋肉が正しく使えていません

足に負担のかかる歩き方を続けていると、外反母趾を引き起こす可能性があるので注意しましょう。

参考:https://shoe-rescue.com/daily/column/post-2.php

●現状の足の状態から外反母趾になっているかチェック

現在の足の状態から外反母趾になっているかどうか、また、外反母趾になりやすいかどうかがわかるので、ぜひチェックしてみましょう。

現代人は足の裏や指の筋肉を使うことが減り、筋力が低下してきているといわれています。
その結果、本来ある足のアーチが崩れてしまう方が増えています。

縦のアーチが崩れて足幅が広がった足を開張足縦のアーチが崩れて土踏まずがなくなった足を扁平足といいます。

どちらもトラブルを引き起こしやすくなりますが、特に開張足は外反母趾の原因となることもあるので注意しましょう。

●外反母趾かどうかは親指の角度をチェックしてみよう

外反母趾かどうかの判断は、親指の角度をチェックしてみるとわかります。
自分でも紙と定規と分度器があれば測れるので、ぜひチェックしてみましょう。

親指の角度を測る方法

・片足を紙の上に置く
・踵から親指の付け根の骨を結ぶ直線を引く
・親指の付け根から指先まで、親指に沿って直線を引く
・2本の直線が交差した部分の角度を測る

測った角度により、外反母趾の重症度を診断します。

・正常値 … 9~20度
・軽度 … 20~30度未満
・中等度 … 30~40度
・重度 … 40度以上

参考:https://shoesfit.com/column/sick/entry-12.html

●まとめ:外反母趾のチェックをしてみよう!セルフチェックリストを公開!

外反母趾は痛みがあるだけでなく、ひどくなると指の変形がどんどん強くなり、靴を履くことも難しくなってしまいます。

毎日靴を履く生活習慣は足の裏や足の指の筋力低下を招きやすく、歩き方の癖によっても外反母趾を引き起こしやすくなります。

それに加え、足に合わない靴や足に負担がかかる靴を履き続けていると、さらに指の変形や痛みの原因となるため注意が必要です。

上記で公開したセルフチェックリストを参考に、自分の足をチェックしてみてください。
そして、少しでも痛みや指の変形がある方は、早めに専門家に相談するようにしましょう。

この記事を書いた人

鏡味 拡樹

「名古屋外反母趾フットケア専門院」院長|柔道整復師(国家資格)

鏡味 拡樹

フットケアの専門資格であるJapan therapist Diplomaを保持し、運営する外反母趾の専門院は元Jリーグトレーナーや同業者も推薦。
再発防止にも目を向けた、根本からの外反母趾対策を行っている。

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