女性が外反母趾になってしまう主な原因について紹介!

外反母趾
女性が外反母趾になってしまう主な原因について紹介!
鏡味 拡樹

ブログ著者:鏡味 拡樹

名古屋で外反母趾専門院を運営。柔道整復師の国家資格やフットケアの専門資格を保持する足の専門家。

親指のつけ根が出っ張っていて、靴を履くと出っ張った部分が当たって痛くて悩んでいませんか

下駄や草履文化だった日本人が靴を履くようになってから足指の筋肉を使う機会が減ったことで徐々に足の親指を横に広げるための筋肉が弱まり、足の横のアーチが崩れて外反母趾になる方が増えていいます。

実は、女性が足に関する悩みで一番多いのが外反母趾で、9割が女性と圧倒的に多いのです。

今回は、女性が外反母趾になってしまう主な原因について紹介いたします。

●女性に多いのが外反母趾!

外反母趾は9割が女性と多いので、ハイヒールを履くことが原因と思われがちですが、ハイヒールを履かない子どもや男性でも外反母趾で悩んでいる人が増えています

外反母趾の大きな原因は、ハイヒールを履いていることではなく、足の骨格の歪みです。

生活習慣の変化などによって、現代人は靴を履いて平らな道を歩くことが多いため足裏の筋肉を使う機会が少なく足裏や足指の力が弱ってきています。

足裏の筋肉を使う機会が足りないため、徐々に足の親指を横に開く筋肉などの足裏の筋肉が弱まり、足の横アーチがつぶれて親指が曲がって親指のつけ根の骨が出っ張ってきてしまうのです。

外反母趾が男性よりも女性に多いとされる原因は、女性ホルモンの影響や筋肉も少なく足の関節が柔らかいので足が歪みやすいと言われています。

●女性に外反母趾の方が多いのは靴が原因だった!?

女性の場合は先が細いデザインのミュールやヒールが高い靴を履くことが多いことも、男性よりも外反母趾で悩んでいる女性が多い理由と考えられています。

先が細いデザインの靴やサイズの小さな靴は、足先を圧迫するので親指が「くの字」に曲がる原因となります。

親指のつけ根が痛くないようにとゆるい靴を選んでしまうと、左右に動いたり前滑りしたりして、かえって歩きにくく、指に負担がかかっているのです。

足に合わない大き目の靴を履いていると、足が固定できていないことで、靴の中で足がどんどん前に動いてしまい足指が靴で圧迫されている状態となります。

靴は横幅と長さのサイズがあっているか、踵がフィットしているか、つま先が曲げられるだけの高さの余裕があるかを考慮して選ぶことで足の負担を減らすことができます。

大きめでゆるいサイズが合わない靴やミュールやスリッパなどは、足裏の筋肉を使わずに無意識に足指を上げて歩いたり、足指を縮こまらせて靴が脱げないようにするなど悪い歩き方をしてしまい外反母趾につながってしまうのです。

パンプスを履きたい場合は、甲の部分や踵がフィットして、つま先に指が動くスペースがありつつ足裏が靴の中で動かないものを選びましょう。

●女性でやっている方が多いバレエも外反母趾の原因に?

足に合っていない靴、筋力不足、歩き方などが外反母趾の原因になると言われていますが、バレリーナの方にとって外反母趾は「職業病」とも言われているほど、外反母趾で悩んでいる方が多いのです。

バレエで踊ることが外反母趾になってしまう直接的な原因ではありませんが、足に合っていない大きすぎるバレエシューズや足先は窮屈なのに、指の付け根に余裕があるバレエシューズを使い続けると、親指がくの字に曲がりやすくなり外反母趾の原因となってしまいます。

バレエシューズの足指のつけ根は少し圧力がかかる感じくらいのぴったりなサイズを選びましょう。

さらに、足裏の使いかたが悪いと外反母趾の原因になってしまうので、体を支えている土台となっている足裏と足指をしっかり使って足の上に体を置けるようにしましょう。

●できるだけヒールの低い靴を履きましょう

ヒールの高い靴を履いている人が必ず外反母趾になるわけではありませんが、ヒールが高い靴は前に足が滑りやすくなるため、つま先が圧迫されて外反母趾を引き起こしやすくなります。

前足部に適度なゆとりがあって指に当たらない、できるだけヒールの低い靴を履くようにしましょう

仕事の日にヒールの高い靴を履いていることが多い場合、休みの日などはできるだけヒールの低い靴や靴ひもでしっかり足を留めるデザインの靴、運動靴などで過ごして足の負担を減らしましょう。

●まとめ:女性が外反母趾になってしまう主な原因について紹介!

女性が外反母趾になってしまう主な原因は、筋肉も少なく関節が柔らかいいことや合わない靴を履いていることだと言われています。

長さや横幅、踵などが自分の足にあった靴を選び、足裏の筋肉を使うようにするなど、外反母趾を予防しましょう。

本当に自分の足に合っている靴なのか分からないから不安という場合は、シューフィッターがいる靴店やバレエショップで足の形やサイズがあった靴を、またバレリーナの方はバレエシューズも専門家と相談しながら選ぶこともひとつの方法です。

「どのように外反母趾を予防したらよいのか分からない」という場合は、手術をしないことを目指して、外反母趾の根本的な原因にアプローチをして足本来の正しい使い方を取り戻せるように施術している「名古屋外反母趾フットケア専門院」までお早めにご相談ください。

この記事を書いた人

鏡味 拡樹

「名古屋外反母趾フットケア専門院」院長|柔道整復師(国家資格)

鏡味 拡樹

フットケアの専門資格であるJapan therapist Diplomaを保持し、運営する外反母趾の専門院は元Jリーグトレーナーや同業者も推薦。
再発防止にも目を向けた、根本からの外反母趾対策を行っている。

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